体の変調 /熊本 酵素 腸内フローラ ダイエット 資格
2018/08/09
今回は色んな変調についてみていきましょう。
気や水をスムーズに流す「肺」
あえて説明するまでもなく、肺は精気を吸い込み、汚れた気を吐き出しますよね。
また、気や水を全身にめぐらせるのも肺の機能です。
肺は宣散という、ものを体の外方向や上部に押し広げる機能をもちます。
宣散により、気は頭の上から手の先まで行き渡るのです。
バリアのはたらきのある衛気を、体表面に広げるのも宣散のはたらきです。
気や水を体の下部に下ろす粛降という機能も肺のものです。
気を足の先におろしたり、鼻から吸い込んだ清気を肺におろしたり、余分な水を尿として排泄します。
肺が変調すると宣散と粛降の機能が弱くなります。
宣散で気が広がらないと、せきやクシャミ、鼻づまりなどの症状が多くなります。
衛気を体表面に広げられなくなるので、かぜもひきやすくなるのです。
さらに汗腺が閉じなくなるため、汗をかくようになります。
粛降の機能が弱くなると、息を深く吸い込むことができません。
息切れがして、せきが続きます。
肺の変調の影響で水の動きも悪くなり、水が停滞すると肺や呼吸器に痰がからみ、ぜんそくにもなります。
顔や手足で水が停滞すると、その場所がむくみます。
肺が乾燥したり、熱をおびたりすると、からせきが続き、血の混じった痰がでることがあります。
のどがひどく渇いて、声がかれることもあります。
肺は外気から直接に入ってくるところなので、空気の乾燥に影響をうけやすく、また、病気の原因も侵入しやすいのです。
肺の働き
肺は気や水をからだのすみずみに運び、体表面に衛気を広げる。
消化と血の循環にかかわる「脾」
消化・吸収にかかわり、血をコントロールする
脾は消化・吸収にかかわる臓器です。
胃とともにはたらいてたべたものを消化し、水穀の精微に変化させたり、水分を吸収したり、運搬したりします。
このはたらきを運化といいます。
水穀の精微は気・血・水・精という、生きていくために欠かせない要素のもととなるものなので、脾のはたらきはとても重要ですね。
吸収したもの、作られたものを、からだの上部へ運ぶのも脾のはたらきです。
おもな運搬先は肺と心で、そこから全身にくまなく運ばれます。
血が脈管にきちんとおさまり、全身をくまなく循環するとともに脾が関係しています。
このことを統血とよびます。
これは、直接的には気にそなわっている、血を漏れださないようにするはたらきによりよります。
しかし、脾が順調に運化を行わないと気が十分に作られないため、統血も弱くなります。
そのため脾のはたらきが重視されています。
脾が変調すると運化がうまくできなくなります。
その結果、食欲が落ちる、お腹がしくしく痛む、消化不良、吐き気、下痢など、消化器に関わる症状が現れます。
消化・吸収がうまくいかないと気が十分につくられませんから、全身に疲れを感じ、気力もわきません。
また、水をうまく動かせなくなるために、むくみや痰も出るのです。
統血の機能が落ちると、血が脈管から漏れるため、鼻出血や皮下出血が起こります。
さらに脾は筋肉や口、よだれとも強いかかわりがあります。
そのため脾が弱ると全身の筋肉が落ちて、やせます。
食べ物の味がわからなくなったり、よだれがだらだらと出たりすることもあります。
脾の働き
胃とともに消化・吸収を行い、気・血・水のもととなる水穀の精微をつくる。
血を脈管におさめて、からだのなかを循環させる。
気の流れと血の量をコントロール
肝には、気と血にかかわる大事な機能があります。
1つは、気をからだのすみずみに行きわたらせる疎泄の機能です。
気がよく動けば、全身の調子がよくなります。
また、気がスムーズに流れていれば気分よく過ごせるため、気持ちも落ち着きます。
もう1つは蔵血の機能です。
これは血を貯蔵し、からだが必要としている血の量を判断して、そのときどきで最適な量を心へ送り出すはたらきのことです。
肝から血を受け取ると、心はポンプのようにはたらいて、血を全身に送り出します。
肝の変調
肝はストレスに弱い臓腑です。
強いストレスを受けると、疎泄機能が悪くなります。
すると気がうまく流せなくなり、感情が不安定になります。
イライラと怒りっぽくなり、頭がのぼせたようになって、めまいや耳鳴りも起こります。
こうなると、肝の状態はますます悪化しますよね。
気をめぐらせることができなくなりますから、気虚の症状も出てきます。
いつも疲れを感じるようになり、だんだんと全身が弱ってきます。
蔵血の機能にも影響がでます。
蔵血することができないと、全身に正しく血を配分できなくなり、血が不足すると、血虚の症状が現れます。
皮膚や髪のつやが失われ、女性では月経が遅れたり、出血量が減ったりします。
肝と結びつきが強い、つめや目、手足にも影響がみられます。
つめはもろくなり、目はかすんで疲れやすくなります。
手足がしびれたり、引きつったりすることもあります。
肝の働き
気をからだに行きわたらせる。
血をたくわえ、心に送る血の量をコントロールする。
腎は、その精を貯蔵しています。
からだにはもともと、両親から受け継いだ先天の精は使っているうちに減ってきます。
そこで腎は、水穀の精微から後天の精をつくって補充します。
腎は水の代謝もコントロールしています。
腎に集まった水のうち、有用な水は三焦を循環させ、不要な水は膀胱に送って体外に排泄します。
また、外部から吸い込んだ清気は、肺から腎におろされます。
清気を腎におろすことで、肺は新しい清気を吸い込むことができるのです。
腎の変調
腎が弱ると後天の清を補充することができなくなります。
精が不足すると全身が弱って力が出ません。
腰や膝がだるくなり、歩きにくくなります。
精は骨や脳のもとである髄にもなりますから、精の不足は髄の不足につながり、もの忘れが増えたり、歯が抜けたりします。
子供は成長が遅れます。
耳と強い関わりがあり、精が不足すると耳が聞こえにくくなることもあります。
このように腎の変調は、広く老化現象を招きます。
水の代謝も悪くなり、全身がむくみ、尿量がへることもあれば、尿量が増えたり、頻尿になったりすることもあります。
また、腎が弱ると清気を深く吸い込めなくなるため呼吸が浅く、空気が足りないように感じます。
そして、清気が足りないと気を十分につくれなくなります。
腎のはたらき
先天の精をたくわえ、後天の精をつくる。
からだの水をコントロールし、肺から清気を受けとる。
五臓を支え消化吸収をする「六腑」
消化吸収をおこなう管状の器官
六腑は食べ物の消化や吸収を行う器官です。
五臓はふくろのような形をしていて、気や血、精をたくわえることができます。
気や血、精をたくわえることができる。
それに対して六腑は管状の中空の器官で、原則として気や血などを貯蔵するはたらきはありません。
食べ物を受け入れて下へ移動させながら、栄養を吸収し、不要なものを排泄するのが六腑の役目です。
蔵と腑は、決まったもの同士がペアを組みたがいにサポートし合います。
ペアの片方に変調が起こると、もう片方も調子が悪くなることがあります。
五臓と六腑なので臓の数が1つ足りません。
不足分は心を包んでいる心包を五臓に加え、腑の三焦と対応させます。
これを六臓六腑といいます。
消化吸収の順番と六腑のはたらき
口から入った食べ物は、胃、小腸、大腸を順番に通りながら消化・吸収させられます。
胆、膀胱、三焦は補助的な働きを行います。
胆
六腑のうち、胆だけは胆汁を貯蔵。
肝のコントロールにしたがって胆汁を分泌し、消化・吸収を進めます。
胃
食べ物を消化し、栄養分を吸収して水穀の精微にします。
脾との結びつきが強く、水穀の精微は胃から脾へ、脾から肺へ、肺から全身へ送られます。
栄養分を吸収したあとの残りかすからは小腸へ運ばれる。
胃から送られてきたものから、まだ使える水分を吸収します。
吸収した水分は三焦へ送ります。
栄養も吸収し、残りの不要物は大腸へと運ばれます。
脳とも関連し、認知症は小腸の変調と関係があるといわれています。
大腸
大腸で最後の水分吸収が行われたあとで、不要物は肛門から排泄されます。
五臓の肺とともに水分代謝に関係がある器官で、たとえばぜんそくの持病がある人は、便秘になるとぜんそくも悪化します。
膀胱
膀胱は腎と強い結びつきをもっています。腎が分別して不要となった水が一時的にためられ、排泄させます。
三焦
皮膚と臓腑のあいだにあり、組織や器官のすきまに入り込んでいると考えられている水分の通路です。
水と衛気は三焦を通って、からだの奥深くから体表面まで、くまなくひ広がります。
心包とペアになりますが、それほど強い結びつきはありません。
食べ物の通り道・六腑
六腑は口から尿道口や肛門までつながっている管状の器官。
食べ物を消化・吸収し排泄する。
消化全般にトラブル発生六腑(胆、胃、小腸、大腸、膀胱、三焦)は消化・吸収と排泄に深くかかわっています。
そのため六腑がトラブルを起こすと食べ物が停滞して消化不良になったり、下痢や嘔吐などがみられたりします。
また、六腑とペアのなる五臓に影響がおよび、変調がみられるようになることがあります。
胆が変調すると、胆汁の分泌に影響を与えます。
胆汁が少なすぎると、脾と胃の消化・吸収作用に影響し、水穀の精微の生産が減ってしまいます。
胆汁が多すぎると、吐き気がしたり、濃い尿がでたり、黄疸が現れたりします。
寒さが激しいときや、冷たい食べ物をとりすぎると胃も冷えますよね。
それにともなって腹部に冷えや痛みを感じます。
消化不良、便秘、手足の冷えなども起こります。
反対に胃が熱をもつこともあります。
腹部が焼けるように痛み、吐き気、強い空腹感、口やのどの渇き、便秘などの症状が現れます。
胃の気が突きあがることで、胸焼け、吐き気、げっぷ、しゃっくりなども起こります。
栄養分と不要なものをうまく分けられなくなり、腹痛や下痢が起こります。
心が熱をもつと、その熱が小腸に伝わることがあります。
その結果、尿が増えたり、排尿時に痛みをともなったり。
尿の色が濃くなったり、血尿が出たりすることもあります。
大腸の変調
大腸が冷えると腹痛や不快感、下痢が起こります。
ときには便が漏れることもあります。
からだの水の量が減って大腸が熱をもつと、便がかたまって、ひどい便秘や腹痛、吐き気などが起こります。
膀胱の変調は排尿障害を起こします。
排尿の回数が増える、痛みをともなう、残尿感がある、排尿がしづらいなどの症状です。
三焦の変調
三焦に変調が起こると水を循環させられなくなります。
その結果、尿が減ったり、水が停滞して、むくみが生じたりします。
六腑の変調
六腑が変調すると消化器全般にトラブルがみられる。
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