整体における刺激の法則 /独立 開業 熊本市
2018/12/13
今回は・・・
整体における刺激の法則
についてみていきましょう♪
整体における刺激の法則
整体では、筋肉・骨格・神経・内臓などに刺激を与えて、身体の歪みを調整しますが、
整体的刺激は、患者さんの状態により使い分けることが重要です。
刺激の種類
①求心性刺激と遠心性刺激
マッサージという言葉はフランス語ですが、ラテン語の「手」と同一語源であるとされます。
マッサージは皮膚にオイルやクリームを用いて、求心性の刺激(手足など末梢から心臓にに向かう刺激)を与え、
血液・リンパの環流を促すものです。
指圧のように、ツボ・反射区・トリガーポイントなど生体に現れる反応点を対象として
施療する手技療法は遠心性の刺激(心臓から末梢器官に向かう刺激)を与え、体表からの反射により
内臓・神経・筋の機能を調節します。
②整体における押圧の基本手技とその作用
押圧法操作「触る」「押す」「離す」からなります。
原則として垂直の原則、持続の原則、集中の原則があります。
・垂直の原則
皮膚面に対して垂直に加圧していくことで皮膚面を擦過することによる圧痛をださず、
無駄な力の分散を防ぎます。
・持続の原則
一定強度に押圧した圧を緩めずにそのまま一定時間持続させます。
・集中の原則
施術者が精神を集中させて行います。
それにより不注意による事故を防ぐことができます。
また、お客様の意識や状態を集中して感じ取ることで適切な治療を行うことが出来きます。
押圧する圧の強さでの分類
1、軽圧法(軽く心地良い)
2、快圧法(気持ち良い)・・・母指圧で10㎏から15㎏圧が標準です。
3、強圧法(痛いが不快でなく我慢できる)
押圧の仕方での分類
1、通常圧(基本的な押し方で普通の呼吸のリズムでの押圧です)
2、緩圧(加圧は徐々に一定圧に達する押し方で通常の2~3倍の時間をかけます)
3、衝圧(一定圧を加えた後、さらに衝撃的に加圧します)
4、持続圧(快圧法または強圧法で持続的に押す方法です。30~60秒持続させます)
5、振動圧(一定圧のまま小刻みに震わせて刺激を与えます)
6、撫擦(加圧したまま皮膚の上を撫でさするもので、軽擦と強擦があります)
整体法は、生体に対して以上のような押圧刺激などを加えることにより生体の異常を調整します。
押圧刺激の強度加減をすることによって生体の機能を亢進して(働きを活発にする)したり、
逆に抑制(働きすぎないようにする)したりすることができます。
生体の異常を判別して、必要な適量刺激を与えなければなりません。
人体に対する効果
①皮膚に及び皮下組織に対する効果
皮膚に対しての触・圧刺激(触ったり押したりする刺激)は、
皮膚及び皮下組織分布する毛細血管の血流増加させ、汗腺や皮膚呼吸など生命活動を盛んにし、
皮膚の温度を高めます。
即ち、体表が若々しく健康になるということです。
②筋組織に対する効果
筋肉中の血液やリンパの流れを促進させます。
老廃物や有害物質などを排除し、新鮮な血液を送り、筋組織に酸素や栄養素などを行き渡らせ、
筋肉の緊張を解消し、筋肉の疲労の回復、筋の運動機能の拡大に効果があります。
③神経系に対する効果
強い刺激は、抑制的・鎮静的に作用します。(=神経の働きを止める作用です)
穏やかな刺激は、促進的・興奮的に作用します。(=神経の働きを促す作用です)
例えば、「胸焼け」と「消化不良」に対する施療法は違います。
「胸焼け」は胃が働きすぎて、胃酸が食道まで上がってきてしまう状態です。
働きすぎているのですから強い刺激で施療します。
貴方が既に、東洋医学を学習しているなら、胃が実症と分かりますよね。
実症には強い刺激です。
「消化不良」の場合は、胃の働きが悪いのですから、東洋医学的には胃の虚証で、
反対に弱い刺激で働きを促す施療をします。
解剖生理学的には、筋肉・神経に対する刺激とその興奮性に関してアルントシュルツの法則というものがあります。
実症とは・・・
漢方医学の症状。虚、実、陰、陽と呼ぶ諸症状があるが、そのうち実と診断するに足る徴候。
アルント・シュルツの刺激法則
弱い刺激は生体機能を鼓舞し、
適度の刺激はこれを亢進し、
強い刺激はこれを抑制し、
最も強い刺激はこれを停止する。
鼓舞【こぶ】
励まして勢いづけること。奮い立たすこと。
亢進【こうしん】
何らかの原因でホルモンのバランスが崩れ、甲状腺としての働きが必要以上に活発になった状態です。
汗をかきやすかったり、心臓がどきどきしたりして、かえって体の負担になる状態を招きます。
「低下」の反対語として使われます。
抑制【よくせい】
① たかぶろうとする感情、激しい欲望、衝動的な行動などをおさえてとめること。
② 急激に進もうとするものをおさえとめること。
③ 刺激によって興奮した神経細胞の活動が、他の神経細胞によって抑えられること。制止。
リンパとは
細胞間を流れる細胞間質液(間質リンパ)とリンパ管の中を流れるリンパ液は
その濃度が違うが基本的に同じものであり、広義のリンパ液は細胞間質液(間質リンパ)と
リンパ管内のリンパ液(管内リンパ)を含み、狭義のリンパ液はリンパ管の中のリンパ液(管内リンパ)を示す。
タンパク質の含有量は血管内のほうが多く、膠質浸透圧は血管内で約28mmHg、
血管外では約8mmHgと圧差があり、細胞間質液(間質リンパ)中の水分はこの圧差によって静脈に水分、
電解質、血液ガスが戻り、筋肉の動きにより分子量の大きなタンパク質やウイルスなどの
異物等がリンパ管に吸収され管内リンパとなる。
④循環器に対する効果
血管に反射的に作用して、整体直後は、血管の内圧が高まり、一時的に血圧が上昇しますが、
すぐに、血管が拡張され動脈血流が促進され、身体全体の循環機能が促進されて、
血管内圧が下がります。
また、リンパの流れも改善されるとともに、病気を防ぐリンパ球が増加し、
免疫系の活性も高めることが確認されています。
⑤消化器に対する生理作用
背部、腹部などの施療により胃液分泌亢進、消化機能亢進、食欲増進が期待されます。
第3節 気持ち良いのが一番
整体やマッサージを受けていて一般的には気持ち良いのが一番です。
強すぎて痛い状態だと刺激過剰になり、筋肉は刺激が強ければ防御するために硬くなります。
筋性防御するために硬くなります。
筋性防御という状態がおこり、筋肉を緩めるはずが逆に硬くなってしまいます。
また、筋肉に強い刺激を与えれば、筋肉を傷めてしまう可能性もあります。
また、弱すぎても受けた感覚がしないでしょう。
気持ちが良く、眠くなりそうな位の刺激が一番良いのです。
自律神経の副交感神経が優位にになりリラックスし、血管は拡張して、消化器系の内臓の働きもよくなります。
生理学的側面からみてみましょう。
刺激の量によって内臓を始めとした生命活動がどう関係するかというと
弱い刺激では組織の働きを目覚めさせ、強い刺激では組織の働きを静止させてしまいます。
身体の活性化には逆効果になります。
これは「アルントシュルツの法則」でしたね。
神経痛や過度の筋緊張状態では強めの刺激東洋医学では実の証の場合ですね。
麻痺や知覚鈍磨などは弱めの刺激を与えていきます。東洋医学では虚の証の場合ですね。
実は、痛いほどの強い圧が気持ち良いと感じてしまっているからなのです。
整体・マッサージの受け始めに刺激量の多い刺激を受け続けるとこういった傾向があります。
強い刺激に慣れてくると、感覚がどんどん鈍くなります。
そして、もっと強い刺激を求めてしまうようになりますよね。
こういう悪循環が始まってしまうと弱い刺激には戻せなくなってきます。
・・・続く
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